名越緑地(逗子市久木)一角にある里山で8日、稲刈りが行われた=写真。田んぼを管理する虹の会メンバーらが企画したもので、この日は6月に稲を植えた池子小学校の5年生44人も参加。子どもたちは黄金色の稲を収穫しながら実りの秋を楽しんだ。
品種は茅ヶ崎産の「きぬひかり」。田植え後、会員が交代で水遣りや雑草駆除をしながら大事に育ててきた。今夏の猛暑の影響あってか稲穂はずっしりとたわわに。「台風の影響が心配だったが多少倒れただけで済んだ。今年は豊作だ」と同会の中嶋由行さんは満足そう。
集まった子どもたちは鎌を手に早速稲刈りに挑戦。「根本をしっかり押さえて、まわすようにぐっと引いて」とメンバーの手ほどきで稲を刈っていった。稲は縄でひとまとめにし、竹で作った台にかけて天日干しに。2週間ほど乾燥させてから会員が脱穀、精米する。今回子どもたちが収穫した稲で概ね5キロの米ができるといい、来月には再度子どもたちを招いて収穫祭を行うという。参加した児童のひとりは「やっぱりおにぎりがいいな。食べるのが楽しみ」と笑顔を見せていた。
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