地域住民に中国の文化に親しんでもらおうと先月28日、沼間公民館で「中国料理を楽しむ会」が催された。逗子市・葉山町日中友好協会(渡邊貞雄会長)の主催。参加者らはプロの料理人から手ほどきを受けながら料理に挑戦し、本場の味を学んだ。
この日のメニューは「ぎょうざ」「海鮮ときのこのXO醤炒め」「鶏のつみれときのこのスープ」の3品。講師は中国遼寧省出身の劉年憶さんらが務めた。エプロン姿に着替えた参加者らは早速ぎょうざ作りに挑戦。「寝かせた生地を輪にして伸ばしたら指先でちぎるように」と見本をみながら1枚ずつ丁寧に皮を作り、種を包んだ。合間には質疑応答も行われ「詳しいレシピを教えてほしい」と請われると「中華料理には細かいレシピがなく、調味料などの量は全て作る人の感覚。だから中国では同じ料理でも店によって全く味が違うんですよ」と劉さん。細かくレシピを記す日本の料理との違いに参加者は興味深々の様子だった。会食後には文化講演会も行われ、渡邊会長は「草の根活動だが、こうした取り組みを通じて両国の友好の輪が少しでも広がっていけば」と話した。
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