逗子第一運動公園の一角で11日、「いのちの森つくり」と題した植樹イベントが行われた。この日は主催したほととぎす隊自然部会・いのちの森の会(野口宗一会長)メンバーのほか、応募で集まった市民約80人も参加。およそ1時間にわたって千本の苗木を植え、額に汗を浮かべた。
「いのちの森」は常緑広葉樹の森の呼称で、山や海の様々な生物を育むだけでなく、過去の大火や大地震の際に人々の命を守ったことに由来するという。逗子市でも近年の宅地開発で緑地が年々減っていることから、同会では市街地の緑を増やそうと5年前から植樹を実施。これまで逗子小学校と久木小学校で計5回、1300本以上の苗木を植えてきた。
今回植えた苗木はドングリやタブを主木にした18種類。「根を傷つけないようにポットから苗木を抜いて」と会員の手ほどきを受けながら地面に穴を掘り、苗木に優しく土をかぶせた。森は今後しばらく同会メンバーが手入れをする予定で、3年から4年ほどで人の丈ほどの森に育つ見込みという。参加した高校2年生の女子生徒は「将来も逗子に住み続けたいので、たくさん自然を残したい。大きく育ってほしいと願いをこめました」と話していた。
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