東日本大震災の風化防止と復興支援を逗子から発信しようと、活動を続けている学生たちによるボランティア団体がある。グループ名は「3・11つなぐっぺし」。震災から丸4年となる今年は震災の教訓を地域の防災に活かしてもらおうと防災人形劇を企画した。
メンバーは地域の学校などに通う中学生から大学生までの約30人。2013年9月に(一社)逗子葉山青年会議所が主催した被災地支援のボランティアバスツアーに参加したメンバーが有志で立ち上げた。
モットーは「楽しく続けること」。月1度の定例会ではサポーターの助言を受けながら、子どもたち自らが「今自分たちにできること」を話し合い活動の方針を決める。これまで被災地のボランティアを招いた郷土料理教室やハザードマップを手にクイズに答えながら避難路などを確認する「防災遠足」などを企画し、いずれも好評を博した。
今回の防災人形劇はメンバーらが被災地で目の当たりにしてきた現実を広く伝えようと企画。川崎市の人形劇団「デフ・パペットシアター・ひとみ」を招き、津波の恐ろしさや障がい者が災害時に遭遇する状況やその対応について学ぶ。「人形劇なら小さな子どもから大人まで一緒に観ることができる。家族で防災について考えるきっかけにしてほしい」とつなぐっぺし代表の田島梨央さん(15)。
人形劇「稲むらの火」は3月11日(水)、逗子文化プラザなぎさホールで午後6時から(開場は5時30分)。当日券は大人1100円(事前予約は千円)、高校生以下600円(同500円)。問合せはサポーターの服部さん【携帯電話】080・5095・5763
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