東日本大震災で被災した福島県の子どもたちを招く「繋がる@逗子発」が今年も先月31日から4日間行われた。市民団体の「ビーサン・プロジェクト」(小橋綾美代表)の主催で4回目。今年は福島県伊達市などから9人が訪れ、逗子や葉山、茅ヶ崎などにホームステイしながら保養を楽しんだ。
逗子在住で2児の母でもある小橋さんが福島第一原発事故後、「逗子にいながらでも何か支援ができれば」と発案。これまで受け入れ先のボランティアの協力を得ながらのべ42人を迎えてきた。今回訪れたのは5歳から12歳までの9人。初日には歓迎会が行われ、サポーターらの協力のもと、手作りの食事が振る舞われたほかスイカ割りなどが行われ、子どもたちは笑顔をはじけさせていた。
伊達市は事故当時、市内の一部が計画避難区域に。現在は日常生活に支障はないものの、自主避難を続けている世帯もあるという。初回から参加している子どもの保護者は「震災直後は子どもを外で遊ばせることもできなかったが、『遠くに親戚ができたと思って』と声をかけてくれた。本当にありがたく思う」と話した。
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