葉山町は21日、町議会の本会議場で「中学生議会」を開催した。町内の中学生に町政や議会の仕組みについて学んでもらおうと3度目。今回は葉山中学校に通う9人が参加し、観光や防災、福祉、環境などをテーマに中学生目線で山梨崇仁町長らに質問や意見をぶつけた。
冒頭、山梨町長は「これまでの中学生議会でも立派な大人の視点を持った、心に刺さる提言がいくつもあった。今回も皆さんの意見表明を楽しみにしている」とあいさつ。「我々も真剣に議論に臨むので、町に対する思いをぶつけてほしい」と呼びかけた。
質疑応答は実際の一般質問と同様の形で行われ、町長を始め、執行部の面々が出席。参加者らは議長から「〜議員」と呼ばれると順次登壇し、事前に考えてきた質問を読み上げた。
2年生の松本京子さんは観光客が捨てたごみについての対策を質問。町が自分のごみは持ち帰りを呼びかけていることなどを聞き出した上で、一層の啓発を図るため「子どもを対象にしたポスターコンクールを開いてはどうか。大人も関心を持ってくれ、効果的だと思う」と提案した。これに対して町側は「大変いいアイデア。今後ぜひ実現していきたい」などと答弁した。このほかにも参加者らからは交通手段の改善や待機児童対策、五輪に向けた活性化など町の実情に即した鋭い質問が飛び交っていた。
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