自然の力で生ごみを分解する家庭用生ごみ処理機「キエーロ」の普及に向けたシンポジウムが先月30日、逗子市役所で開かれた。逗子・鎌倉・葉山の2市1町の首長や市民団体代表らが登壇。各自治体関係者が普及の現状や取り組みについて情報交換した=写真。
キエーロの購入については各自治体が独自の助成制度を設けており、鎌倉の松尾崇市長は「4月からごみの有料化を導入したこともあり、16%ほど燃やすごみが減った」と報告。市商工会と連携して普及に取り組んでいる逗子の平井竜一市長は「市内では設置が千台を超えた。ごみの有料化を機に台数も伸びており、今後さらなる普及に取り組みたい」と強調した。葉山の山梨崇仁町長は「葉山では購入した人に『いかに使ってもらうか』に重点を置いている。丁寧なアフターフォローをすることで、稼働率は8割を超えている」と報告した。
この日は葉山町在住で開発者の松本信夫さんが、近年はキエーロが奈良や熊本など全国的な広がりをみせている事例も紹介。来場した参加者からは「海外での需要もあると聞く。説明文に英語表記を加えては」「子どもたちへの啓発として小学校に設置しては」などの意見もあがっていた。
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