逗子・葉山版 掲載号:2016年1月29日号 エリアトップへ

逗子では初めての「高校生平和大使」として活動している 金子 はるかさん 逗子市沼間在住 17歳

掲載号:2016年1月29日号

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戦禍の記憶、伝えたい

 ○…私たちは微力だけど無力じゃない――。戦後70年の昨年8月、高校生平和大使のひとりとしてジュネーブの国連欧州本部を訪れ、核兵器廃絶を訴える16万人分の署名を届けた。国連政務官との面会時には自らも英語でスピーチ。「唯一の被爆国であり、また加害国であったことも忘れず、戦争の記憶を後世に伝えていきたい」と思いの丈を語った。全国22人のメンバーとともに平和の大切さを伝える活動を続けている。

 ○…幼少の頃から祖父にサイパンで戦死した曾祖父のことを聞いて育った。「2度と戦争は繰り返してはいけない」。幼いながらにその言葉はよく耳に残った。昨春、祖父とともに海を渡り初めてサイパン島へ。穏やかな波音と白砂が広がる美しいビーチ。かつて熾烈を極めた戦闘があったとはにわかに信じられなかったが、今なお残る大砲や銃弾の痕跡を目にすると言葉に出来ない恐ろしさがこみ上げた。帰国後「肌で感じた戦争の怖さを一人でも多くの人に伝えたい」と考えるように。学校で平和大使の活動を知り、迷わず応募した。

 ○…署名活動のほか国連やNGOで被爆者の思いを届けたり、外務省との意見交換、各国との交流行事など平和大使の活動は多岐にわたる。数百人規模の聴衆を前にスピーチを求められることもあり、「人前で話すのは得意じゃなかったけど、大使になってからは学校でやりたいことを率先して言えるようになったり。少しは積極的になれたかな」と朗らかな笑みを浮かべる。

 ○…現在湘南白百合学園に通う高校2年生。大学受験に向けた準備の真っ只中、進路を問うと「英語だけでなく他の言語や平和学、将来のために多方面のことを吸収できる学校に進みたい」。将来はメディア関係の仕事に就き、「被爆者の思いを広く発信したい」という新たな夢も生まれた。平和という名のタスキを次世代に。活動を通じて生まれた思いを胸にメッセージを伝え続けていく。

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