逗子海水浴場の運営ルールなどについて、市民らが協議する検討会(三宅譲座長)は16日、今夏に向けた報告書を平井竜一市長に提出した。海の家の営業時間について、原則午後6時30分、土日とお盆に限り8時までとした昨年8月を支持する声が多かったことなどを盛り込んだ。市長はこれを受け、2月中にも今夏の方針を固めるとしている。
報告書によると、昨年試験的に緩和した営業時間と音楽について「周辺住民への影響や大きな混乱もなかったことから、昨年8月と同じ内容であれば問題ない」とする意見が多かった。一方で営業時間の延長を求めていた逗子海岸営業協同組合は【1】違反を繰り返した店舗に午後6時30分以降の営業をさせない、【2】組合員と警備員の合同巡回、【3】無料チケットなど逗子市民への還元策――を前提に8月全日午後8時までの営業を要望。メンバーから一定の理解があったものの、近隣住民からは「ルール違反ゼロが達成できた上で延長を考えるべきであり、現段階では認められない」と慎重な声が根強く、これらの意見も盛り込んだ。
報告書ではこのほか、利用客のルール違反防止策や条例周知など今夏に向けた課題、海の家での結婚式イベントといった振興策なども記載。平井市長は報告書を受けて同日、「報告書の意見や近隣住民の意見も勘案した上で、海の家の営業時間、音楽のあり方について判断したい」とのコメントを発表した。
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