平井竜一逗子市長は先月25日、今夏の海の家の営業時間について昨年8月と同様、原則午後6時30分までとしつつ、土日祝日とお盆期間を午後8時まで許可すると発表した。さらに平日夜間についても、市や市観光協会がファミリービーチに相応しいイベントを開催する際には特別に延長を許可する。この日開会した逗子市議会第1回定例会の施政方針演説で表明した。
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海の家の営業時間をめぐっては、市民らが組織する運営検討会が議論を重ね、先月16日に最終報告書を提出。昨年、周辺住民や近隣への影響や大きな負担もなかったことから「8月と同じであれば問題ない」とする意見が多数を占めていた。一方、海の家を運営する逗子海岸営業協同組合は全日午後8時までの営業を求めていたが、近隣住民らは「ルール違反ゼロを達成した上で検討すべきで現段階では認められない」と反発。これらを踏まえ、平井市長は双方の折衷案をとった格好だ。
この日、平井市長は海水浴場の運営に関して「日本一安全で快適なファミリービーチとして運営をしていく」と強調。営業時間やBGM音量、利用客による砂浜での飲酒などについても監視と罰則の仕組みを導入するとし、「ルール順守を徹底していく」と述べた。
今夏の営業時間について、同組合の菊池千春理事長は「組合が提案した(ルール違反の)予防策が多少評価されたのでは。ただ現状でも組合員の負担が大きく、今後も全日8時までの営業を目指したい」、新宿自治会の石井康生会長は「時間の延長について住民から肯定的な意見は全くなく、納得できない。平日の延長については撤回を求めていく」と話した。
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