神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
逗子・葉山版 公開:2016年3月25日 エリアトップへ

ドキュメンタリー映画「The Calling〜神様から与えられたお仕事」で初監督を務めた 長島 一由さん 逗子市新宿在住 49歳

公開:2016年3月25日

  • LINE
  • hatena

次なるステージ映画で

 ○…「いいものが撮れた。まとめるのに苦労したが、問いかけたかったことを落とし込めたと思う」と処女作の出来栄えに自信を覗かせる。脳性まひの天才画家の膨大な映像記録に加え、新たに撮影した今を織り交ぜることで、その人生の機微を浮かび上がらせた。企画、撮影、構成、編集まで一貫して携わった労作。メガホンを取ったのは18年前、当時全国最年少で当選した、あの元逗子市長だ。

 ○…テレビ局の報道記者だった20年前、ドキュメンタリー特番の取材で出会ったのがきっかけだった。「一番印象に残って、影響を与えられた人たちだった」と振り返る。さらに「実は政治の世界に足を踏み入れたのも親子2人がきっかけ」とも。車いすを押す画家の母が言った「日本は歩道のわずか数センチの段差をなぜなくせないの」との話に誘発され出馬を決意。市長就任後は県内で真っ先に市道のバリアフリー化に取り組み、13%ほどだった整備率をわずか3年で解消した。

 ○…今作は回顧録であると同時に、障がいを抱える人々の働き方への投げかけでもある。活用したのは、複数人がネット上で情報共有できるクラウドサービス。ハワイ在住の画家が絵を描き、東京のデザイナーがデータ化し、大分の営業マンが企業に売り込む。言葉が話せず、身体が不自由でも分担することでネット上で仕事を完結させる、そんなモデルケースを作り上げた。

 ○…報道記者、政治家、雑誌編集長、映像作家。一見経歴に脈絡はないが、そこには一貫した信条がある。曰く、社会のために自分しかできないことを成し遂げること。現代社会が抱える課題へのアプローチが、「今は政治でなく映像になったということ」。今作で物語の柱にした天職。自らの天職を問うとこう返した。「人生は掛け算。例えば『記者×映画』と掛け合わせることで今までにないことができる。掛け算の解、つまりは今の自分自身が天職ということなのかもしれない」

逗子・葉山版の人物風土記最新6

志原 光徳さん

第54代逗子警察署長に就任した

志原 光徳さん

逗子市池子在住 58歳

4月12日

柳川 謙司さん

第75代葉山警察署長に3月19日付で就任した

柳川 謙司さん

横浜市在住 59歳

3月29日

大竹 則彦さん

葉山町制100周年PR大使に就任した「ミューシー」を生み出した

大竹 則彦さん

葉山町下山口在住 67歳

3月15日

後藤 慶幸さん

2月25日に開催された「Jazz in 鎌倉」の実行委員長を務めた

後藤 慶幸さん

逗子市在住 64歳

3月1日

平尾 香さん

リビエラ逗子マリーナ内レストランで自身の企画展が開かれている

平尾 香さん

逗子市新宿在住 51歳

2月16日

川野 恵子さん

クーリエ・ジャポン「2023年に世界のメディアが注目した日本人100人」に選ばれた

川野 恵子さん

逗子市出身 50歳

2月2日

あっとほーむデスク

  • 4月12日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

逗子・葉山版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

逗子・葉山版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook