逗子・鎌倉・葉山の2市1町は昨夏に続き、今夏も海水浴客に向けたマナー向上キャンペーンを合同で実施する。オリジナルのTシャツや公式ホームページ、クラウドファンディングなどを活用し、広くメッセージを発信する。先月24日、海開きした逗子海水浴場で3首長が発表した。
会見には平井竜一逗子市長、松尾崇鎌倉市長、山梨崇仁葉山町長が出席。今夏の主な取り組みやそれぞれの市町の海水浴場の現状を説明した。
3自治体は昨年も「SMART BEACH PROJECT(スマート ビーチ プロジェクト)」と銘打ったキャンペーンを展開。入れ墨やタトゥーの露出、飲酒の禁止など各自治体が定めるルールの共通ロゴを作成したほか、ラジオ番組とのタイアップ企画を行うなどした。昨年は厳しい規制が全国的な脚光を浴びたこともあり、今年はマナー啓発をしつつも「子どもから大人まで快適に安心して楽しめるビーチ」をPRしていく。
今夏特徴的なのは、個人や団体が不特定の人から資金調達する「クラウドファンディング」を活用している点。特設サイト「Makuake」を通じて全国から趣旨の賛同者を募る。支援コースは3千円、1万円、3万円の3パターン。支援者には金額に応じてオフィシャルTシャツやFMヨコハマ番組内でサポーター名の読み上げ、葉山で行われる光の波のイベント招待など特典を用意した。「資金調達そのものより、取り組みを広げる手段として考案した」と関係者。調達した資金はプロジェクトの啓発や海岸清掃などに活用する方針で、クラウドファンディングによるマナーアップは「全国的にも珍しい」(逗子市経済観光課)という。平井市長は会見で「(プロジェクト名にもある通り)多くの人に”スマート”にキャンペーンに協力してほしい」と呼びかけた。キャンペーン期間は8月31日まで。
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