神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
逗子・葉山版 公開:2016年10月7日 エリアトップへ

「ファンライドジャパン」代表 日本の絶景、世界に発信 松林由紀子さん(一色在住)

経済

公開:2016年10月7日

  • LINE
  • hatena
愛車のハーレーダビッドソンと写る松林さん(=9月28日、長者ヶ崎)。バイクツーリング専門の旅行会社は国内では唯一という
愛車のハーレーダビッドソンと写る松林さん(=9月28日、長者ヶ崎)。バイクツーリング専門の旅行会社は国内では唯一という

 息を飲むような美しい日本の原風景を、世界の人々に伝えたい――。

 近年、訪日観光客が急増するなか、外国人旅行者向けのバイクツーリング会社を立ち上げた女性が葉山町にいる。「ファンライドジャパン」代表の松林由紀子さん(63)。今年3月に本格的に活動をスタートさせ、世界各国から申込みや問合せが相次ぐなど独自のサービスが関心を集めている。

*  *  *

 レンタルバイクで東京を出発。三浦半島を周遊し、海岸線を伝って箱根方面へ。以前SNS(交流サイト)で参加者を募って開催した1泊2日の旅程の一部だ。プランはオーダーメイドで、松林さん自らも先頭を走り利用客を案内。観光ガイドに載らないような穴場を見て回ったり、時にはご当地の文化や歴史を紹介したりもする。車では入り込めないような場所にも行けるバイクの特性を活かし、利用客の要望に応えるきめ細やかなサービスが最大の売りだ。

 実は松林さんは国際線の元客室乗務員(CA)。35年間、数えきれないフライトで接客の技術を磨いてきた。英語も堪能で「自分ならではの質の高いサービスが提供できる」と自負する。

 きっかけは8年ほど前、早期退職を控え20代のころに憧れた大型バイクの免許を取得して。全国津々浦々をひとりバイクでめぐる中で、地方の山村や漁村で目にする原風景の美しさに魅せられたという。あるとき能登半島で白い砂浜のようなものを目にした。近くの人が水をまくと表面が日光できらきらと輝いている。初めて目にする塩田だった。「なんて綺麗なんだろう。日本でしか見られないような景色と感動を、多くの海外の人に伝えたい」。訪日観光客の増加も、起業を後押した。

 提案する旅程は神奈川近郊が主だが、三浦半島にもポテンシャルを感じているという。一面に広がる三浦のキャベツ畑や海岸線をバックにしたまち並み。それらもいわば地元の原風景で、県や地元行政が連携し、鎌倉や箱根に次ぐ観光拠点に推進する動きもある。「バイクのルートマップを作ったり、新しいことに挑戦しても面白いかもしれない」
 

逗子・葉山版のローカルニュース最新6

「境界線乗り越えよう」

畠中さん

「境界線乗り越えよう」

市社協企画で講演

4月12日

市制70周年を祝う

逗子市

市制70周年を祝う

21日 なぎさホールで式典

4月12日

ふれあい市場春まつり

ふれあい市場春まつり

模擬店など20店

4月12日

ニャンちゅうがくる

ニャンちゅうがくる

葉山で公開収録

4月12日

町長に活躍を報告

少年サッカー、ヨット競技

町長に活躍を報告

さらなる飛躍に期待

4月12日

募金でリストバンド

逗子海岸花火大会

募金でリストバンド

一般協賛も受け付け開始

4月12日

あっとほーむデスク

  • 4月12日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

逗子・葉山版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

逗子・葉山版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月12日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook