記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 10月7日0:00更新
3カ月ぶりに逗子の子ども食堂を訪れた。炊き立てのご飯とカレーの匂い。子どもたちが笑顔で食卓を囲む様子を目にすると気持ちまで温かくなるようだった。子ども食堂が全国的に広がる背景には、6人に1人とも言われる貧困の問題がある。経済的な困窮は解消すべき課題に違いないが、孤独で寂しさにあえぐ心へのケアが何より欠かせない。大事なことはお腹だけではなく、心を満たすこと―。草柳さんの話を聞いてそんなことを感じた。取材後、寄付をした上で一緒に食事をさせてもらった。カレーとパン、サラダにゼリー。どれも愛情がたっぷりと詰まった「母の味」だった。