逗子・葉山版 掲載号:2016年11月18日号 エリアトップへ

「スポーツGOMI拾い」を推進する一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブの代表を務める 馬見塚(まみづか) 健一さん 葉山町堀内在住 49歳

掲載号:2016年11月18日号

  • LINE
  • hatena

ゴミ拾いはスポーツだ

 ○…制限時間は60分。号砲と同時に競技エリア内に放棄された空き缶やたばこの吸い殻は「ごみ」から「標的」に様変わりする。老いも若きも、皆が無心になってかき集める様子はさながら”宝探し”のようだ。種別ごとの重量とポイントの合計を競い、最も多く獲得したチームが優勝する。考案したのは、従来の社会貢献活動としてのごみ拾いにスポーツのエッセンスを加えた「スポGOMI」だ。

 ○…趣味は早朝のランニング。あるとき街を駆けていると、道端に捨てられていたペットボトルや袋が目に付いた。最初は見かける度に拾っていたものの、それだとうまく走れない。「ならば走りながら拾ってみよう」と発想を変え、ときには「利き手ではない側で」「走る速度を落とさずに」と自らにルールを課すと心境に変化が現れた。目先のごみが「汚いもの」から「的」になったのだ。「わずかな競技性を加えただけで向き合い方が劇的に変わる。ほかの人も同じように感じたらごみ拾いが全く違うものになるかもしれない」。付き合いのあった大学生らと競技用ルールを作り、8年前都内で初開催。熱中する参加者を見て確信を得た。

 ○…それまで自主的に関わっていなかった人たちがスポーツという形を通して社会貢献に参加する。そんな枠組みが功を奏し、イベントは北海道から沖縄まで全国に拡大。開催回数はのべで550を超え、6月には海外でも初開催した。ごみ拾いをスポーツに変換するという発想は国境の垣根を越えて広まりつつある。

 ○…開催場所が物理的に綺麗になるだけではない。スポGOMIには参加者が普段とは違う視点で目を凝らすことで地域への愛着を育んだり、環境への関心を持続的に高める側面もある。今月下旬には森戸海岸を会場に葉山でも初開催を控える。「地元の人には新しいごみ拾いの楽しみ方を、外から参加する人にはビーチの景色など葉山の魅力を感じてもらえたら」

逗子・葉山版の人物風土記最新6

浅野 悦子さん

「とげとげ。」の名で漫画家・イラストレーターとして活躍する

浅野 悦子さん

葉山町在住 40歳

3月6日号

阿久津 芳枝さん

プロダクトブランド「kaasuns」を立ち上げた

阿久津 芳枝さん

逗子市在住 39歳

2月21日号

水垣 偉弥(たけや)さん

プロの総合格闘家で今月28日に講演する

水垣 偉弥(たけや)さん

葉山町在住 36歳

2月7日号

鈴木 達也さん

設立100周年を迎えた葉山警察署の署長を務める

鈴木 達也さん

葉山町在住 56歳

1月24日号

森村 佳生さん

一般社団法人逗子葉山青年会議所(逗子葉山JC)の第57代理事長に就任した

森村 佳生さん

逗子市沼間在住 38歳

1月10日号

大下 利栄子さん

ユニバーサル絵本を製作する活動で内閣総理大臣表彰を受けた

大下 利栄子さん

葉山町在住  59歳

12月13日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月6日0:00更新

  • 2月21日0:00更新

  • 2月7日0:00更新

逗子・葉山版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

逗子・葉山版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2020年5月29日号

お問い合わせ

外部リンク