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逗子・葉山版 公開:2016年12月2日 エリアトップへ

逗子 「DIY」で空き家再生 有志が”レンジャー隊”

社会

公開:2016年12月2日

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参加者と改修の手順を相談する加藤さん(右から2番目)
参加者と改修の手順を相談する加藤さん(右から2番目)

 人口減少や少子高齢化の影響で全国的に増加している空き家。この問題に対し、古くなった建物を自分たちの手で改装することで解決に結び付けようという取り組みが逗子で始まった。同市在住のエンジニア、加藤太一さん(35)の呼びかけで集まったメンバーはその名も「空家レンジャー」だ。

*  *  *

 同市新宿のとある民家。先月23日、作業服を着た男女が壁のヤスリがけやペンキ塗りに勤しんでいた。「すごく楽しい。DIYは初めてだけど、やってみると意外と出来る」と”隊員”(30)の一人は声を弾ませる。「DIY」は専門家に頼らず、自分自身で物を作ったり修繕する《Do it yourself》の略語。男性は交流サイトで友人の活動に興味を持ち、この日はるばる都内から参加した。

 建物は築38年の木造2階建て。売買物件を購入した所有者が将来移り住むまで自由に改装していいという条件で、今年9月に加藤さんが借り受けた。元々空き家問題に関心を持っていたという加藤さん。「建物が古いと借り手がつかず、かといって建て直しやリフォームには費用がかかる。それならば借りる側が直せばいい」とDIY構想を思いついた。

 交流サイトへの呼びかけでこれまで改修作業に携わった人数はのべ50人。昨今のDIYブームの後押しもあり、無報酬にも関わらず学生から高齢者まで参加は幅広い。参加者は「戦隊モノ」に倣い「ピンク」「水色」など互いにカラーで呼び合う。ともに作業したり休憩時間には同じ食卓で「まかない」を食べたりもする。ただグループとして明確なルールはなく、好きな時に参加するスタイルだ。

 加藤さん自身も現在住み込みで作業を続けており、年内をめどに完成を目指す。改修後はシェアハウスとして活用する方針で、すでに入居希望者もいるという。「この活動を空き家を再生するモデルケースにしたい。今後は依頼に応じて他のDIYを請け負うような活動もできれば」と話している。

 活動の近況はフェイスブックページ(「空家レンジャー」で検索)まで。

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