障がいや発達に不安のある子の支援や教育相談を行う「逗子市療育教育総合センター」が12日、桜山にオープンした。同じ建物内に療育と教育の部門を置くことで0歳から18歳までの一貫した支援を目指す。
建物は旧青少年会館を改修。8日には完成記念式典が行われ、平井竜一市長は「障がいがあっても安心して育っていけるよう長い時間をかけて開設に向けた議論をしてきた。新たなスタートを迎えることができ感無量だ」と述べた。
逗子市ではこれまで主に就学前の子どもを対象に療育事業を行ってきたが、就学後も切れ目なくサポートしようと今年度から18歳まで拡大。同センターはその拠点と位置付ける。
1〜2階は「子ども発達支援センター」(愛称ひなた)。機能訓練室や相談室、プレイルームなどを備え、保育士や心理士、言語聴覚士などの専門スタッフが保護者の相談や児童発達支援などを受付ける。来年4月からは小学生から高校生を対象とした放課後等デイサービスも始める。
3階は従来通り「教育研究所」とし、教育相談や適応指、教育研究などを行う。
市は当初、当初JR逗子駅前の民間ビルに同センターの設置を検討していたが、建て替えの遅れなどから断念。児童館の機能を持つ「体験学習施設スマイル」が2014年4月に完成したことで同会館を改修して活用することを決めていた。
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