逗子・葉山版 掲載号:2017年1月27日号 エリアトップへ

一色在住 森栄二さん、京子さん 夫婦で感性響かせ 茅ヶ崎市美術館で二人展

文化

掲載号:2017年1月27日号

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彫刻やドローイング、油彩画など195点を展示
彫刻やドローイング、油彩画など195点を展示

 一色在住の彫刻家、森栄二さん(49)と画家、森京子さん(47)夫妻による作品展「森栄二+森京子展―かすかな光・覚めて見る夢」が茅ヶ崎市美術館(同市東海岸北)で開催されている。会場に配されているのは彫刻やドローイング、油彩画など195点。葉山のアトリエで生まれた異なる個性が同じ空間の中で響き合い、穏やかで不思議な世界観を醸し出している。

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 栄二さんによると夫婦での作品展は初めて。当初は展示室ごとに別々に作品を展示することも考えたが、あえてひとつの空間に作品を混在させた。「実験的な部分もあったが、ふたりの世界観をうまく落とし込めたと思う」と話す。

 配置や作品の見せ方にもこだわった。会場の一角には葉山の自宅からお気に入りの家具を持ち込んでおり、「部屋をちぎって持ってきたような感覚。作家の家に遊びにきてもらうような空間になった」と京子さん。

 夫婦として日頃支え合う一方、創作でも意見を出し合う。互いを「本音が言える同業者」と評する。

 栄二さんの主なモチーフは庭の草木や子ども。瞬間の風や物音、香りまでを包み込むように木彫に表現する。「はだかの王子様」と題した作品は姪がモデルだ。柔らかなシルエットと質感に東京藝大大学院で仏像修復を学んだ意匠がのぞく。

 京子さんは工場や古い建築物などを舞台に空想を膨らませ、物語を作り上げる。「子供製造工場」は不穏な題名とは裏腹にどこか幻想的で見る者を惹きつける。登場人物が飛び出すかのような表現も印象深い。

 夫妻は「ぶらっと来て、お気に入りの作品を探してもらえれば。美術館ならではの空気感も楽しんで」と話している。

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 2月5日(日)まで。月曜休館、午前10時から午後5時(入館4時30分)。入館料は一般500円、大学生300円。問合せは同館【電話】0467・88・1177

栄二さん(右)と京子さん。自宅から持ち込んだ家具の前で
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