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桜山の消防団詰所 建替え計画 再考求む声続出

社会

掲載号:2017年4月7日号

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築45年が経過した消防団第2分団詰所
築45年が経過した消防団第2分団詰所

住民「会館施設残して」■市、消防機能の強化優先

 逗子市桜山8丁目にある「消防団第2分団詰所」の建替え計画を巡って、地域で波紋が広がっている。市は老朽化した建物を解体し、消防機能を強化した施設に再整備する方針だが、これに伴い現状併設されている「桜山下会館」の廃止が予定されているためだ。

 「公民館機能は一体どこへ行ってしまうのだ」。先月26日に行われた第1回目の市民説明会では、参加した約30人の地域住民から計画の練り直しを求める声が相次いだ。

 同施設は1972年に竣工。木造2建てで1階部分は消防団の待機室や車庫、2階は消防団員の仮眠スペース兼、町内会や子ども会が使用する集会場として、長年利用されてきた。だが築45年が経過して老朽化が進んでいたことに加え、耐震措置も充分でないとして市は建替えを計画。規模を一回り小さくし、防災倉庫など付帯設備を充実させたコンクリート造2階建ての施設を2019年1月までに完成させるスケジュールを描く。一方で会館機能は廃止とし、同時に避難所指定(風水害等)も解除するとしている。

 「防災施設を整備してもらえることは無論ありがたい。だがこの辺りは高齢者が多く、近くに避難できる場所がなくなるのは困る」「なぜ建物を小さくするのか。従前の規模なら会館としても存続できるのでは」。こうした声について市消防本部の担当者は「当初は会館機能を持つ複合施設を想定していた」と会館の必要性を認めつつも市の財政的な余力がなく、防災拠点としての機能強化を重要視したと説明する。

 市は建物の整備費について、4300万円程度と推計。19年度当初予算に設計委託費約350万円を計上した。現状の計画は「あくまで予定で変更の可能性もある」とするが、スケジュール上では今年7月に設計業務の委託契約を結ぶことが示されている。このため参加者からは「契約を結んだ後では変更ができない。計画ありきで我々の意見を取り入れるつもりはあるのか」など厳しい意見も飛んだ。担当者は「今日出された意見を市長に報告し、今後の対応を検討したい」と述べた。

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