逗子・葉山版 掲載号:2017年4月21日号 エリアトップへ

三浦半島の"秘仏"一斉開帳 132年ぶり、2大霊場同時に

文化

掲載号:2017年4月21日号

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一般公開される薬師如来像(右・最宝寺)と不動明王像(浄楽寺)
一般公開される薬師如来像(右・最宝寺)と不動明王像(浄楽寺)

 日頃は参拝できない三浦半島3市1町の仏像を一般公開する「三浦二大霊場大開帳」が4月28日(金)から始まる。今年は半島内の4大霊場のうち、2つの霊場の開帳期が重なっていて、同時開帳は実に132年ぶり。計44寺、49の札所が参加しており、両霊場会では「普段お寺に縁遠い人も気軽に足を運んでほしい」と呼びかけている。

 開帳するのは33年に一度の三浦薬師如来霊場(21カ所)と12年に一度の三浦不動尊霊場(28カ所)。寺院は宗派を超えて横須賀・逗子・三浦・葉山の3市1町にまたがっており、国や県の文化財指定を受ける仏像もある。

 開帳期に合わせた霊場巡りは歴史が深く、薬師如来霊場1番札所の神武寺(逗子市沼間)、土屋慈恭住職によると同霊場の開帳は江戸時代から行われていた記述が残る。参加する寺院の多くは半島有数の古刹で「寺院それぞれに由緒があり、文化財の宝庫でもある。歴史の一端に触れていただき、面白さを感じてもらえたら」と土屋住職。同寺では奈良時代、行基の作と伝わる薬師三尊像(逗子市重要文化財)を公開するという。

 古来親しまれてきた霊場巡りだが、近年では「御朱印ガール」や「寺ガール」といった若い女性の寺社参りが密かな流行にもなっている。開帳を切り口にした観光振興にも期待ができ、不動尊霊場会の永井宗直住職=満願寺=は「参拝する人が三浦半島の魅力を再発見するきっかけにもなれば」と話した。

 薬師如来は健康長寿、不動明王は心の垢を落とすことにご利益があるとされ、各寺院の堂外に設置されている回向(えこう)柱に延びた「善の綱」に触れると仏と縁を結ぶことができるという。両霊場とも札所に番号が付いているが、参拝する順序は問わない。電車やバスなど交通機関の利用も可能。

 5月28日(日)まで。参拝時間は各日午前8時から午後5時。参加寺院など詳細はそれぞれのホームページ(「三浦薬師如来霊場会」「三浦不動尊霊場会」で検索)まで。

関連イベントも

 今回の開帳は三浦半島の自治体が連携して取り組む「三浦半島サミット」の認定事業にもなっており、期間中は関連イベントも予定されている。横須賀市では自転車で御朱印を集めながら半島内の寺院を巡る「御朱印サイクルラリー」(4月28日〜5月28日)を企画。御朱印と合わせて同市が用意したチラシに捺印してもらい、「よこすかポートマーケット」(同市新港町)で提出すると記念品や、スタンプの数に応じてTシャツや自転車が当たる抽選券がもらえる。詳しくは横須賀観光情報サイト「ここはヨコスカ」まで。
 

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