逗子の池田通りに設置されている配電用の地上機器がこのほど、市内で撮影された景観写真でラッピングされた。通り沿いの歩道約300mにある11基が美しく彩られており、道行く人々の目を楽しませている。
鏡のように空の様子を映し出す田越川の水面、幻想的な飯島公園のブルーアワー、神社で熱心に手を合わせる親子。いずれも玄人はだしの秀作ばかりだ。
写真は池田通り商店会が今夏実施した「ZUSHI(ズシ) LOVE(ラブ) PHOTO(フォト) CONTEST(コンテスト)」で寄せられたもの。6月から7月の期間に134点の応募があり、最優秀作品と優秀作品計11点を選んだ。
通りでは、10年ほど前から電線類の地中下と電信柱の撤去が進められている。その際、地上に「トランスボックス」と呼ばれる配電用機器が必要になるが、無機質な外観は風景と調和しづらく、数年前から落書きが目立つようになっていた。そこで同商店会会長の丸山広宣さん=人物風土記で紹介=が藤沢市などで行われている取り組みを参考に発案。市の協力を得ながら写真コンテストを実施し、装飾を実現させた。「日頃見過ごしがちな中にも逗子には素敵な風景がたくさんある。まちの魅力を再発見するきっかけに」と丸山さん。写真は今後5年間掲示する予定という。
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