記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 11月3日0:00更新
「10代の自分に今贈りたい一冊」。自分ならどんな本を贈るだろう。ミネさんに問うた小生も、恥ずかしながら10代の時分はほとんど本を読んでこなかった。大学生になってようやく手に取るようになったが、それも推理や紀行ものなど娯楽性の高いものがほとんど。今思えば、文学や哲学など、偉人たちが残した文章にもっと触れておくべきだったと思う。料理人を目指していた当時の自分に、この紙面を手渡したら何と言うだろう。「何をやっているんだ」と窘(たしな)められるだろうか。それとも「そんな生き方もあるのか」と認めてくれるだろうか。そんなやりとりを空想するだけで面白い。