久木中学校3年の杉匠真さん(15)=逗子市新宿=が、5日まで米・ハワイマウイ島で開催されたウインドサーフィンの世界大会「アロハクラシック」のユース部門(21歳以下)で準優勝した。プロに転向して1年目。準優勝は昨年に続く快挙だが「今回は絶対に優勝するという気持ちで臨んだので、すごく悔しい。次こそは優勝したい」と前を向いた。
快挙も「悔しい」今後の糧に
同大会は各国からトップ選手が集う、世界最高峰の大会のひとつ。杉さんは波乗りの技術を競う「ウェーブパフォーマンス」に出場した。
杉さんは8選手が参加した同部門で予選敗退するも、敗者復活で決勝ラウンドに駒を進めた。学校の行事などが重なり、現地入りしたのは1週間前。調整がままならず、「波に合わせるタイミングが思うようにいかなかった」
それでも敗者復活にまわってからは徐々に感覚を取り戻し、調子を上げた決勝ラウンドではトップに2・07ポイント差に迫る12・16得点をマーク。見事表彰台をつかみ取った。
大会には3年連続の出場。2年前は5位、昨年は2位と順位を上げてきただけに「今年こそ優勝したい」との思い入れがあった。特にこれまで切磋琢磨してきた、同世代の日本人ライバルが優勝を収めたことを「本当に悔しい」と唇をかむ。ただ、この先も後塵を拝するつもりは毛頭ない。
アマチュア選手のランキングで首位に立ち、今年3月、国内では最年少のプロに転向した。今も逗子海岸をホームゲレンデに、平日は早朝と放課後、週末は終日を練習に費やす。
昨年よりも身長が10cm近く伸び、体つきもたくましくなった。今夏、スペインのグランカナル島で行われた世界大会では3位に、続くテネリフェ島の大会でも2位につけた。世界を転戦するなかで、着実に実力を伸ばしている。
最終目標はプロのクラスで優勝すること。「今はまだ及ばない。でも、練習していけばきっと追いつける」。その目標に向け、次に来たるユース大会での勝利を誓った。
|
<PR>
逗子・葉山版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|