逗子・葉山版 掲載号:2017年11月17日号
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11日から点灯が始まった東逗子イルミネーションの実行委員長を務める 矢島 明さん 逗子市沼間在住 59歳

光の饗宴、地域の活力に

 ○…3、2、1、点灯―。観客が声を揃えると、広場中のモニュメントが一斉に色とりどりの光で彩られた。今年は準備期間に台風や悪天候が続き、点灯式の間際まで作業に追われた。「無事に点いてほっとした。開催できるのは、皆さんの支えがあってこそ」と感謝が口をつく。飾りきれなかった分はこれから取り付けていくが、「そこは”進化するイルミネーション”ということで」といたずらっぽい笑みを浮かべた。

 ○…広場の入口にそびえる15mのヒマラヤ杉。「あれをクリスマスツリーにしたら面白いんじゃないか」。きっかけは商店主仲間の一言からだった。冬場の閑散期に少しでも地域に賑わいを生み出そう。そんな思いから不要な電飾を持ち寄ったり募ったりし、1回目を開催。当初はわずかだった電飾も数年前には国の補助金を得て、今や14万球に。冬の風物詩として、点灯期間中には市の内外から人が訪れる一大イベントに成長した。準備にかかる手間は増えたが、来場者がカメラやスマートフォンを片手に「綺麗だね」「すごいね」と喜んでくれる。それが何よりのねぎらいだ。

 ○…生まれも育ちも沼間。半世紀以上に渡って、まちの移り変わりを見つめてきた。「ここは貸本屋さんで、こっちは瀬戸物屋さんで」。かつては様々な店が立ち並び、賑わっていた往来も衰退を辿り、生活の風景は一変した。時代の流れかもしれない。でも、悲観するだけでは何も生まれない。人を呼び込むために何ができるか。イルミネーションはその答えのひとつでもある。

 ○…駅前広場の再開発や病院誘致。東逗子はこれから転換期を迎えつつある。「だから自分たちが変わらないと」。まちおこしの機運を高めるために、より多くの人に地域のイベントに携わってもらうことが目下の課題。商店主として長年商いをしてきた、地域への恩返しでもある。「まずは下の世代を引っ張り上げること。それは僕の役目かな」

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