神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
逗子・葉山版 公開:2018年1月26日 エリアトップへ

「なぎさマンドリンアンサンブル」の指揮・編曲を手がける 石渡 勝さん 逗子市桜山在住 57歳

公開:2018年1月26日

  • LINE
  • hatena

聴衆楽しませる音楽を

 ○…高く澄んだ音色が特徴のマンドリン。年に一度の演奏会が今年もやってくる。昨年は発足10周年を迎え、会場を小ホールから約550人収容する大ホールに移しての再スタート。「果たしてお客さんは来てくれるだろうか」との杞憂をよそに、満員御礼の大盛況を収めた。練習も佳境に入り、仕上がりは上々。今回も映画音楽や叙情歌など聞き馴染みのある楽曲をふんだんに取り入れた。モットーは何より、聴衆を楽しませること。これに尽きる。

 ○…楽器との出会いは高校生のとき。当時一世を風靡した狩人の「あずさ2号」の導入に使われていた美しい音色に魅了され、大学からクラブで本格的に演奏活動を始めた。ただ当時演奏していたのはクラシック曲がほとんど。演奏にもどこか「格式の高さ」のようなものがついて回る気がして心の隅に疑問を感じていた。だが、あるとき文化祭で松田聖子や八神純子のポピュラー曲を演奏して気が付いた。「お客さんの反応が全く違う。楽しんでくれているのが分かった」。元を辿ればマンドリンは民族楽器。何を演奏するかより、大事なのは何を伝えたいか。その思いが今の原型になった。

 ○…大学時代から編曲や指揮に携わり、現在はオリジナル曲の作曲のほか、のべ2千曲近くの編曲を手掛ける。40数年来、マンドリンに携わってきたが、それらはほぼ独学。「才能があるわけじゃない。ただ、長くやっていると身につくものはある」。しみじみ語る姿は、長年情熱を傾けてきたからこそのものだ。

 ○…今回の定期演奏会で披露するのは、自らが作曲した「天頂のオリオン」を含む約15曲。第2部では、観客に一緒に歌ってもらう叙情歌2曲も設けた。畏まるのではなく、客席も交えながら一つの舞台を作り上げるのが、なぎさマンドリンアンサンブルの真骨頂。「きっとお客さんに喜んでもらえる」。今年もメンバー一丸に、息の合った美しい音色を会場に響き渡らせる。

逗子・葉山版の人物風土記最新6

大竹 則彦さん

葉山町制100周年PR大使に就任した「ミューシー」を生み出した

大竹 則彦さん

葉山町下山口在住 67歳

3月15日

後藤 慶幸さん

2月25日に開催された「Jazz in 鎌倉」の実行委員長を務めた

後藤 慶幸さん

逗子市在住 64歳

3月1日

平尾 香さん

リビエラ逗子マリーナ内レストランで自身の企画展が開かれている

平尾 香さん

逗子市新宿在住 51歳

2月16日

川野 恵子さん

クーリエ・ジャポン「2023年に世界のメディアが注目した日本人100人」に選ばれた

川野 恵子さん

逗子市出身 50歳

2月2日

田島 太地さん

能登半島地震被災地支援の募金活動に取り組むボランティアの代表を務める

田島 太地さん

逗子市小坪在住 18歳

1月19日

マイクラおかんさん(本名:下崎真世)

「NIKKEI RAP LIVE VOICE」で呂布カルマ賞を受賞した

マイクラおかんさん(本名:下崎真世)

逗子市逗子在住 48歳

1月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月15日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 2月16日0:00更新

逗子・葉山版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

逗子・葉山版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook