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中島内科クリニック 甲状腺の血液検査 １時間で 待合の休憩スペースも
甲状腺専門医の向笠医師
横須賀市米が浜通にある中島内科クリニックでは、「迅速血液検査機器」を導入している。通常、診断結果が出るまでに数日かかっていた甲状腺等の検査を１日で行うため、患者の利便性向上が期待できる。
脂質や肝機能、腎機能、甲状腺ホルモンなどの血液検査が、採血後約１時間で判明するため、その日のうちに診察や薬剤量の変更を行うことができるという。「患者さんの通院回数を減らすことができることもあり、好評をいただいている」と甲状腺専門医の向笠司医師。３階には、検査結果を待つ患者のための待合カフェを用意。コーヒーやお茶を飲みながら過ごすことができる。
また先月から院内に電子カルテを導入し、会計の待ち時間を短縮。毎週木曜日の午後と第一、三日曜日および祝日の診療を開始するなど、患者がより快適に通院できる仕組み作りに努めている。
「細胞診」スタート
同クリニックでは昨年から東京にある甲状腺疾患専門の伊藤医院から医師と技師を招いた検査を開始した。甲状腺のしこりから細胞を取り出し、良性か悪性かを判断する「穿刺吸引細胞診（せんしきゅういんさいぼうしん）」というもの。検査は１分足らずで終了し、入院の必要もない。先月は７日に実施され、今後も定期的に行っていくという。
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