20年にわたって葉山町民にクラシックコンサートを届け、惜しまれながら活動を休止していた室内楽鑑賞会がこのほど、活動を再開した。町と共催するなど体制を整え、これまで通り年4回、国内外から演奏家を呼ぶ予定だ。
同会は1996年に発足。前会長の山脇利雄さんを中心に告知や会報の作成のほか会場の確保など全てボランティアで行っていた。ただ、会場を押さえるには予約や抽選などではなく先着順だったため、山脇さんが応募の時期になると徹夜で並ぶことがしばしばあったという。こうした負担が大きくなり、一旦は活動が休止していた。
再開を模索していたメンバーたちは町に働きかけ、共催することで会場を確保できるようにし、課題を解消。また山脇さんは顧問に就任し、新会長には堀内でホームシアター専門店「caden(カデン)za(ツァ)」を営む峰松啓さん=人物風土記で紹介=に白羽の矢が立った。事務局も峰松さんが引き受け、新たな体制が整った。峰松さんは「生演奏ならではの迫力を感じてほしい」と話している。
5月13日(日)には再開後初となるコンサートが開かれる。出演は国内外で高い評価を得ているピアニストの仲道郁代さん。チケットはコンサート4回分の年間セット券が1人1万2千円、ペアチケット2万3千円。
チケットの申し込みや問い合わせは同会事務局【電話】046・876・0787または【メール】hsgk@cadenza01.co.jpへ。
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