葉山警察署(桑原明夫署長)は5月29日、振り込め詐欺を未然に防いだよこすか葉山農業協同組合葉山支店の窓口係、米原陽香さんに感謝状を贈った。
米原さんは4月19日、90万円の貯金引出しに訪れた80代の女性に対し、積極的な声掛けを実施。女性は「息子が事故に遭い、お金を今すぐ振りこむように頼まれている」などと言い、急いだ様子だったという。
米原さんは詐欺の疑いが強いことから、上司や警察に相談。その後、警察官が息子の勤務先に電話したところ、詐欺だったことが判明した。
JAよこすか葉山では日頃から詐欺防止のための研修を実施しており、米原さんは「これは怪しいと確信し、冷静に対処することができた。これからも気を付けていきたい」とした。
神奈川県内における昨年1年間の特殊詐欺認知件数は2314件、被害額は約53億円にのぼり、増加傾向にある。桑原署長は「現場の状況を踏まえ、一歩踏み込んだ対応で未然防止につながった素晴らしい事例。今後も、金融機関の皆さんの協力をお願いしたい」と話していた。
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