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葉山町漁協 "海底熟成ワイン"作り始動 味の変化と特別感売り

経済

掲載号:2019年4月19日号

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ボトルを手にする角田さん(前列右)と漁協、NANAの関係者たち
ボトルを手にする角田さん(前列右)と漁協、NANAの関係者たち

 葉山町漁業協同組合が海底で熟成させたワインの商品化を目指している。4月15日には試作品の試飲が行われ、関係者はその味わいに舌鼓を打った。「葉山ならではのワインになれば」と意気込んでいる。

 水産資源の減少や磯焼け、わかめの生育不良など、近年の漁業を取り巻く環境は厳しさを増しているなか、「葉山ならではの名産品ができないか」と漁協内でアイデアが生まれ、始まったというこのプロジェクト。角田正美組合長は「明るい話題を作りたかった」と狙いを語る。

「凝縮感良い」

 海底の環境は地上に比べて熟成の進行が早く、味の変化が楽しめるとされる。味に凝縮感が生まれるうえ、キズや貝殻がついたボトルの外観が特別感を醸し出し、伊豆地方では商品化に成功している。

 今年3月、町漁協は試験的に市販の赤ワイン10本を御用邸沖、水深20メートルのポイントに沈めた。太陽の光が届かず、潮の影響も受けずらい絶好の場所で、作業は町内のダイビングショップ「NANA」のメンバーが協力。コルク部分を固めたり、ボトルを固定するなどして、なるべく動きや変化を与えないようにしたという。

 15日には初めての試飲会が行われ、1カ月半の間、海に眠っていた3本のボトルが空けられた。海水が入っているとみられるものや凝縮感が出たものなど、状態は様々だった。町内で自然派ワイン専門店を営み、この企画のアドバイザーを務める金井麻衣子さんは「それぞれの変化が面白い。商品化には品質を一定にする工夫などハードルがあるが、この特別感はほかにない魅力」と太鼓判を押した。

 町漁協では、近日中に再度ワインを海に沈め、6月16日(日)、森戸神社で行われる「潮神楽」で振る舞う予定という。角田さんは「葉山というブランドときれいな海で良いワインが育つはず。将来的には販売だけでなく、町内のレストランでも飲めるようになれば」と話していた。
 

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