世界フェアトレード月間に合わせ、 逗子市内にある15の飲食店でフェアトレード食材を使ったランチが提供されている。企画した逗子フェアトレードタウンの会は「近所のお店で美味しく食べながら、世界各地で起きている問題を考えるきっかけになれば」と話している。
「フェアトレードランチへGO!」と題したキャンペーンには、JR逗子駅付近を中心に15の飲食店が参加。コーヒーや紅茶、トマト缶、チョコレート、コショウなどを使った各店自慢のランチメニューが今月末まで楽しめる。
開発途上国の製品や作物を適正な価格で取引することを通して、農家や小規模生産者、女性など立場の弱い人々の自立を支援するフェアトレード。
趣旨に共感し、参加した池田通り商店街にある「エイドキッチン」では、ココナッツオイルとココナッツミルクを使ったグリーンカレーを提供しており、毎日注文を受けているという。同店の郡山南さんは「お客様からはとても好評。味はもちろん、社会貢献になることが、メニューの選択に良い影響をもたらしている」と手ごたえを感じている。また、宣伝効果だけでなく、「安心安全な食材を使うのがうちのモットーなので、生産者や流通の過程がわかるのもありがたい」という。
知名度上げたい
企画に携わる逗子フェアトレードの会の名女川(なめかわ)ゆりさんは「逗子市がフェアトレードタウンに認定され3年になるが、まだまだ知名度は低いと感じている。近くにあるお店で美味しく食べることで、より身近に感じてもらえたら」と狙いを語る。「期間が終わっても、特別メニューの提供を続けてくれるところがいくつかある。こうしたことを積み重ね、継続的な取り組みにつなげたい」と期待を込める。
同会は「あなたの買い物が世界を変える」を合言葉に、勉強会やパネル展示など、様々な啓発イベントを実施。2016年には逗子市がフェアトレードタウン宣言を行い、関東で初、国内で3番目のフェアトレードタウンに認定された。
今回の企画や会の活動に関する問い合わせは【携帯電話】090・6006・3795名女川さんへ。
逗子・葉山版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|