逗子市を拠点に、薬物依存症リハビリセンター「山梨ダルク」を支援している「ぶどうの木in湘南」(菅田万里子代表)が、活動10周年を記念したフォーラムを8日、逗子文化プラザなぎさホールで開催した。
当日は、埼玉県立精神医療センターの成瀬暢也副病院長が登壇。国内における依存症治療の歴史的変遷や海外の科学的な研究に触れ、「依存症は病気。お腹の痛い人を責めても治らないように、薬物依存も反省や気持ちの強さだけでは治らない」とし、「人と関わり、癒されることで信頼関係が生まれれば回復につながる」とした。
その後、NPO法人山梨ダルクデイケアセンターの小林郷志施設長=写真=や山梨ダルクの佐々木広代表が講演し、自身の生い立ちや薬物依存の体験を交えながら、施設やプログラムなどを紹介した。
菅田代表は「今回、私たちもたくさんのご支援をいただいていることに気付くことができた。これからも、ダルクの皆さんに寄り添った活動を行っていきたい」と語った。
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