逗子・葉山版 掲載号:2019年7月12日号 エリアトップへ

逗子高校渡辺さん やり投げ歴2年で全国へ コーチ不在の逆境乗り越え

スポーツ

掲載号:2019年7月12日号

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182cmと恵まれた体格だが「もっと筋肉をつけないと」と語る渡辺さん(6日、不入斗公園陸上競技場)
182cmと恵まれた体格だが「もっと筋肉をつけないと」と語る渡辺さん(6日、不入斗公園陸上競技場)

 逗子高校陸上部の渡辺康太さん(3年)がやり投げでインターハイ出場を決めた。高校1年の夏から競技を始め、驚異的なスピードで成長。全国での入賞を目指し練習に励んでいる。

 渡辺さんは6月に茨城県で行われた南関東予選に出場し、58m75を記録。4位に入賞し、夢の舞台への切符を掴み取った。「嬉しいのと同時にほっとした。自己ベストを1m50ほど更新できたのも収穫になった」と笑顔で振り返る。

挫折経験

 もともと野球少年だった渡辺さん。中学ではピッチャーだったが、ヒジを壊し、プレーできない時期が続いた。

 逗子高校入学後、もともと走ることが好きだったこともあり、心機一転。陸上部の門をたたき、短距離選手として練習を始めた。転機となったのはその年の夏。体育の授業でジャベリックボールと呼ばれる投てき種目を体験した事だった。ソフトボールに羽がついたようなボールを投げると、担当教諭も驚くほどの飛距離が出た。陸上の顧問からも「やり投げをやった方が良い」と勧められた。

 幸いなことにヒジの痛みはなくなっていた。しかし、陸上強豪校として知られる同校にも、やり投げを教えられるコーチはいない。「初めて投げたときは20mしか飛ばなかった。持ち方やフォーム、全てが手探りでした」

動画で勉強

 そんな渡辺さんが参考にしたのがインターネットに公開されていた動画だった。「日本だけでなく、海外の選手の練習風景や投げ方を見て学びました」。こうして2年の10月には50mの大台を突破。その後、他校の陸上部顧問から定期的にアドバイスをもらえるようになると、全国への道が見えるようになった。

 普段の練習はウエイトトレーニングが中心で、投てき練習ができるのは土日が中心だが焦りはない。「今のうちから、しっかり体を作って、決勝進出ラインの61mを目指したい」。

 やり投げ競技は8月5日(月)、沖縄県で行われる。
 

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