スペインセーリングチームの市民応援団で活躍する 箕輪 亮佑さん 小坪在住 23歳
経験生かし架け橋に
○…スペインセーリングチームのホストタウンになった逗子市では、「力になりたい」と市民が集まり、応援団が結成されている。その中でも優れた語学力を買われ、8月の逗子市広報の企画で、代表選手たちにインタビューを行った。「皆さん気さくで緊張せずに話を聞けた。競技の事だけでなく、人柄を引き出せるような質問をしました」と振り返る。
○…逗子で生まれ育った大学4年生。第二外国語を選択する際、父がメキシコに単身赴任していたことからスペイン語を選択した。学業のかたわら、ジャズサークルでトランペッターとして活躍。全国で3連覇を成し遂げるなど、充実した日々を過ごした。しかし、ふと立ち止まって考えた。「海外に行きたいという気持ちをずっと持っていた。後悔したくなかった」。4年生の春に休学を決意。ちょうど、そのタイミングでスペインのワーキングホリデービザが取れるようになり、迷わず申請した。
○…各地を旅し、語学学校に通ったあと、最後の半年間はマドリードに滞在。駐在員の紹介で、世界的なジャズピアニストの川上ミネさんのもとで働いた。大きなコンサートを控え、アシスタントとして企業の協賛を募ったほか、大使館など各方面との調整役として奔走。「尊敬できる人のそばで、スペイン語を使いながら沢山の経験ができた」という。
○…帰国すると、偶然にも地元はスペインのホストタウンになっていた。「この1年、大好きなジャズやスペイン、そして逗子がすごいタイミングで混ざり合ってびっくり」。すでに就職先も決まり、もう少し、自分のための時間ができた。「海外の人は逗子をまだまだ知らない。多くの人にその魅力を伝えられたら」と笑顔で語った。
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