障害や病気、年齢に関係なくアートを楽しんでもらおうというイベント「みんなでアート」が10月17日(木)、逗子文化プラザさざなみホールで初めて開催される。逗子アートフェスティバル2019の一環。
独創的なアート作品を生み出し続けている滋賀県の障害者施設「やまなみ工房」の活動を追ったドキュメンタリー映画「地蔵とリビドー」(笠谷圭見監督)の上映のほか、障害を持った人や認知症当事者も参加するコンサートやファッションショー、「片腕のマジシャン」として活躍するシリュウさんによるショーなどが予定されている。
主催する市民たちは「障害の有無や性別、年齢にかかわらず、誰もがアートに触れ、楽しむことができる一日になれば」と意気込んでいる。
初対面で意気投合
実行委員長を務めるのは、市内在住で油絵画家の中島文子さん。映画「地蔵とリビドー」の中で、当事者たちが生き生きと制作する姿に感銘を受け、地元逗子でも上映しようと企画していた。
契機となったのは逗子アートフェスティバルのミーティングに参加した7月。車いす用の普段着やドレスを制作している宮澤久美さんや、シニア向けドレスを考案、制作している矢部基子さんらと出会い、その場で意気投合。ひとつの企画として開催することを決めた。その後も仲間が集まり、現在は10人で準備を進めている。
当日は「支援センター凪」や「ワークショップリプル」などの施設利用者が参加する「みんなでミュージック」(10時30分〜)、映画上映(11時15分〜と7時〜)、「みんなでファッションショー」(午後1時〜、5時30分〜)、市内在住で障害を持ちながら演奏活動をしている塚原広介さんによるピアノソロコンサート(2時30分〜)、シリュウさんによるマジックショー(5時〜)などが行われる。
中島さんは「映画はもちろん、当日はいつ来ても面白い企画をやっているので、たくさんの方にお越しいただけたら」と呼び掛けている。
午前10時30分から午後9時まで。入場料1千円で中学生以下無料。入退場自由。
問い合わせや詳細は「逗子アートフェスティバル2019」のホームページ、または中島さん【携帯電話】090・8178・6351へ。
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