葉山町長柄在住の長谷川忠信さん(83)が、今年7月末から8月にかけてエストニアで開かれた「第5回インディアカワールドカップ」に指導者として参加し、シニア(40歳以上)女子の部を第3位に導いた。長谷川さんは現地での調整や精神面で選手たちをサポートしたほか、審判を務めたり、他国チームと親交を深めた。移動や宿泊などにかかる費用は全て自己負担だが、「このスポーツを通じて色々な場所へ行くことができるのが生きがいです」と、刺激を受けているようだ。
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ドイツで生まれたスポーツ「インディアカ」は羽の付いた特殊なボールを素手で打つバレーボールに似た競技。バドミントンと同じ広さのコートを使い、1チーム4人(国際大会は5人)で行う。ネット越しに続くラリーや、チームプレーが見所で、ヨーロッパのほか、カナダやブラジルでもプレーされている。日本では、子どもから大人まで楽しめる生涯スポーツとして広まっており、46都道府県にある協会が大会を開いている。
長谷川さんは30年ほど前に競技に出会い、その楽しさにのめり込んだ。運営にも携わるようになり、県協会で会長を務めたほか、横須賀市レクリエーション協会の会長を務めるなど、生涯スポーツの普及に尽力。2010年にはこうした功績が評価され、文部科学大臣から生涯スポーツ功労者として表彰された。
現在でも、コートに立ち、60歳以上の部門で試合にも出場するという長谷川さん。「昔のようにとはいかないけれど、皆で力を合わせるから、楽しくプレーできる。元気の源は、何より身体を動かすことです」と語った。
逗子で体験会
10月20日(日)には、逗子アリーナや第一運動公園で開かれる「スポーツの祭典&逗子市民まつり」で体験会を実施。野球場(外野ライト)を会場に、午後1時から3時まで開かれる。問い合わせは【電話】046・876・2237長谷川さんへ。
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