町民有志からなる葉山町改元奉祝実行委員会が先月、南郷上ノ山公園に建てたあずまやのお披露目式を行った。かねてから町民からの要望が寄せられていた休憩所に、集まった関係者は完成を祝った。
先月20日、南郷上ノ山公園内芝生広場で行われたお披露目式には、同実行委のメンバーや山梨崇仁町長のほか、伊東圭介議長や近藤大輔県議会議員、あけの星幼稚園の園児らが出席。葉山御前太鼓保存会による演奏の後、除幕式が行われ、完成を祝った。
潮見亭と対に
建物はヒノキ造りの銅葺き屋根で、しおさい公園(一色)にあるあずまや「潮見亭」をモデルにし、天皇陛下のお印である「梓」を名前に付けた。
中には切り株を使った椅子が備え付けられている。工事は町内事業者が協力。町が実行委に出した補助金480万円は、資材代に充てられた。
式典で柳新一郎実行委員長は「海辺の潮見亭と山手の梓亭として、町民に親しんでいただけたら」と話し、「御用邸のある町として、何か形に残るものを作りたいという思いが沢山の方から寄せられた。町内の建設関係事業者からの協力もいただき、お披露目式を開くことができた」とあいさつ。山梨崇仁町長は「南郷公園に来ても、トンビに狙われてお弁当が食べられないため、屋外の休憩所を求める声が寄せられていた。改元をお祝いするこのタイミングで、思いを形にできた」とした。
記念植樹も
また、当日は植樹式も行われ、あけの星幼稚園の園児らが「梓」と上皇陛下のお印である「桐」を建物近くに植えた。
式典を見学していた同園の保護者の1人は「今度、南郷公園に来た際にはぜひ使いたい」と話していた。
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