神奈川県は11日、川崎市麻生区在住で筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者である高野元さんを「共生社会アドバイザー」に委嘱した。自宅などで遠隔操作ができる分身ロボットを使い、月2日程度、会議に出席。県の障害者政策やデータ分析について助言する。
ALSは全身の筋肉が徐々に動かなくなってしまう難病。高野さんは大手電機メーカーやIT企業に勤務。2013年にALSを発症した。
車いすで委嘱式に出席した高野さんは、パソコン画面に表示された文字盤に視線をあわせ文章を入力。「テクノロジーと社会の支援があればこれだけできると示したい」と分身ロボットが代読した。また「重度訪問介護制度」について、就労中の公的補助が認められない点を疑問視。黒岩祐治知事は「一緒に国の制度を変えたい」と話した。
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