設立100周年を迎えた葉山警察署(鈴木達也署長=人物風土記で紹介)にこのほど、巨大な絵画が寄贈された。
100号の大作「雅(みやび)」を寄贈したのは横須賀市在住の須藤眞啓さん。油絵具を基本に使いながら、金箔なども用いて3年かけて描きあげたという。中央に夜桜と配置し、須藤さんのモチーフという蝶が舞っている幻想的な作品だ。
須藤さんはスペインで修業した後、画家として独立。国内外で活動するかたわら、長期間逃亡している容疑者や行方不明者の現在の姿を想像して描き、警察の捜査に協力するプロファイル画における国内の第一人者として知られている。これまで、神奈川県警の諮問委員を務めるなど、警察活動に関わっていたことから葉山警察署が依頼し、今回の寄贈が実現した。
須藤さんは「長年にわたり御用邸や町の治安を守っていただいており、その感謝の思いを込めて描いた。作品は自分の子どものような存在なので、可愛がっていただけたら」とし、鈴木署長は「このような素晴らしい絵画をいただけて大変ありがたい」と笑顔で話した。絵はその後、署長室に飾られた。
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