逗子葉山の地域情報やゲストへのインタビューをインターネット上で公開している「ズシレコラジオ」が人気だ。逗子市在住の來島政史さんが昨年10月から毎週水曜日に欠かさず配信している。
鎌倉市のIT企業「面白法人カヤック」でゲーム制作や移住促進事業に携わる傍ら、結婚を機に2013年から逗子コミュニティパークの運営に参加。地域活動を「ライフワーク」として続けている來島さん。
暮らしの中で出会う魅力的な人や出来事をSNSではなく、もっと広範囲の人たちに伝えたいとメディアを立ち上げ。声を使った「ラジオ」と地域に「近さ」という共通項を見出し、収録を始めた。回を重ねるごとにリスナーは増え、番組をきっかけに生れる新たな出会いも嬉しい収穫だ。
街のキーパーソンだけでなく、自分の息子に自粛生活の感想を聞いたり、梅雨を乗り切るオススメの飲食店を紹介するなど、テーマは逗子葉山の暮らしに根付いた身近なものばかり。コロナ禍でイベントが軒並み中止になった状況を逆手に取り、アンケートを実施したり、自粛期間中には「聞いていると安心する」といった声が寄せられ、存在意義を再確認する機会になったという。
奇しくも今回の事態を受けて、ラジオや個人発信のメディアに改めて注目が集まっている。來島さんは「肩肘張ることなく日常を声で記録・発信し、誰かの後押しをできたら」と意気込んでいる。ズシレコは【URL】https://zushirecords.com/で過去の配信も聞くことができる。
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