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小坪漁協 厄介者ウニを名物に 全国先駆け地産地消

社会

掲載号:2020年7月10日号

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ウニを手にする座間さん(左)と大竹組合長、(写真下)漁港内の水槽
ウニを手にする座間さん(左)と大竹組合長、(写真下)漁港内の水槽

 海藻を食い荒らす海の厄介者「ムラサキウニ」を養殖し、名物にしようと小坪漁協ら関係者が意気込んでいる。今月6日にはスーパーに初出荷。地元レストランでも提供が始まり、他の地域に先駆けて地産地消に取り組んでいる。

 沿岸部に繁茂していた海藻が減少、消滅する「磯焼け現象」。ウニによる食い荒らしも原因のひとつとされており、「数年前から増えている。大崎から逗子海岸にかけてものすごい数がいる」と小坪漁協の大竹組合長は語る。

 ウニは生命力が強く、餌が少ない環境にも強いとされている。ただ、こうした場所に生息する個体は痩せており、いわゆる「身」となる生殖巣が少ないのが特徴。そのため、商品価値がない「海の厄介者」と呼ばれる。

 この未利用資源を活用しようと、県水産技術センターが養殖実験をしたところ、キャベツをよく食べ、身入りにも良い影響を与えることを突き止めた。こうして生まれた「キャベツウニ」の養殖は、現在、全国各地で行われている。

 小坪でも今年4月、約1500個のウニを捕獲し、漁港内に設置した水槽で飼育。地元スーパースズキヤの協力を得て、店舗で出たキャベツの外葉を与えている。底にいるウニが食べれるよう、キャベツを塩漬けにしたり、長細く切るなど工夫を凝らしている。

 この日はスズキヤ逗子駅前店で初めて販売。今後の予定は決まっていないが、組合理事でイタリア料理のシェフでもある座間太一さんが営む市内のレストラン「ラ・ベルデ」では、このウニを使ったパスタを2日間限定で提供した。県水産技術センターの利波之徳所長は「地元スーパーやレストランで食べられるのは全国的にも珍しい」と強調。大竹さんは「磯臭さが少ない、サッパリした甘さが特徴。市内の飲食店に卸せるよう生産量の確保と品質の向上を目指したい」と意気込んでいる。

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