一般社団法人Regional Sportsの代表を務める 加藤 慶一さん 逗子市在住 36歳
スポーツで人と地域を元気に
○…海や山、街を舞台に様々なスポーツイベントを企画している。自身が代表を務める団体のビジョンは「運動を通して身体と心が健康な人を増やす」。その土地ならではのコンテンツを組み込むことで、交流人口の増加も図ろうと、来月には逗子市で初めてのランニングイベントも行う。「すでに都内や千葉などから申し込みがある。このまちの魅力を多くの人に知ってもらえたら」と意気込みを語る。
○…鹿児島県出身。慶應義塾大学の湘南キャンパスに通いながら、水泳部に所属し、国体や五輪選考会を兼ねた日本選手権に出場する実力者だった。実業団にも入ったが、腰を痛め選手生活を終え、その後はフィットネスや不動産、ITベンチャー、スポーツイベントの運営など様々な仕事を経験してきた。「いつかは地域を元気にすることがしたいと思っていた。そのためのマーケティングや企画の立て方など、様々なことを学んだ」
○…ある会社で人事を担当していた時、面接に来る人と自分の周りにいたスポーツ愛好家たちとの違いに気がついた。「トライアスロンなどに打ち込んでいる人は仕事に対するエネルギーもすごい」。数年前、初島・熱海間の遠泳大会に参加したことも大きな経験となった。「恐怖心と共に泳ぎ続け、熱海の街が見えたときの感動は忘れられない。あの時の湧き上がる生命力のようなものが、人を元気にする」と確信を得た。
○…逗子海岸でオープンスイミングのイベントを実施していたことをきっかけに昨夏、移住。平日は都内のベンチャー企業で働くかたわら、週末の時間を活動に充てている。「スポーツ×地域の取り組みを全国に広げていきたい」と笑顔で語った。
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