点灯とともにあがる歓声、記念撮影に夢中の子どもたち――。
11月30日、東逗子駅そばの「東逗子ふれあい広場」でイルミネーションの点灯式が開催された。
毎年、趣向を凝らしたイルミネーションが、本格的な寒さを迎えた夜の東逗子の街を彩り、冬の風物詩として親しまれている同企画。今年が例年と大きく異なるのは、地域の子どもたちが主役ということだ。
高さ3mを超える巨大な「光の城」は1500本ものペットボトルからなる。そのすべてに沼間小学校の全校児童たちがメッセージや絵を描いた。「沢山の人の想いがひとつになり、完成できました」と関係者は笑顔で語る。
事業者も協力
コロナ禍による休校期間を経て、運動会や修学旅行など学校行事が次々と中止となった2020年。来春卒業を迎える6年生のほか、児童たちに思い出となるものを残したいと、沼間小PTAが中心となり企画した。
10月末から会議を重ね、イルミネーションのデザインから設営まで、全て手作り。役員だけでなく、教職員や保護者たちも巻き込みながらアマビエやコロナの収束を願うメッセージなどが描かれたペットボトルを一つずつ組み立てた。材料の提供や設置には地元の事業者も協力。文字通り地域一丸となって作り上げた作品となった。
点灯式には、桐ケ谷覚市長も駆け付け、「すごい完成度。子どもたちの良い思い出になる」とその出来栄えに驚いた様子であいさつ。PTA会長を務める齊藤慎一郎さんは「コロナ禍によって、街の元気は子どもたちがいてこそだと痛感した。児童をはじめ、皆さんの笑顔に繋がれば嬉しい。ぜひ、それぞれのボトルに書かれた子どもたちの想いを読んでいただけたら」と話していた。
ライトアップは来年1月中旬まで行う予定。
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