逗子市被爆者の会(つばきの会、上田芳雄会長=人物風土記で紹介)が先月20日から24日まで、逗子市民交流センターで「原爆展」を開催した=写真。
毎年8月に、平和に関する映画上映や講演会などが行われる「ずし平和デー」の一企画として実施していた。今年はコロナ禍でイベント自体がなくなったが、規模を縮小し、感染症対策を徹底するなど工夫を凝らして開催にこぎつけた。
今回は、原爆の威力を伝えるパネルや焼け野原となった街の写真といった資料のほか、埼玉県松山市にある「原爆の図丸木美術館」で常設展示されている「救出」と「少年少女」(作/丸木位里・丸木俊夫妻)の小型パネルを展示。来場者たちに原爆や戦争の悲惨さや平和の大切さを伝えた。
また、同施設2階ロビーには被爆者たちが自身の経験をもとに描いた作品も並んだ。原爆投下から75年たった今でも脳裏に焼き付いている悲惨な場面を絵で表現し、今なお続く苦しみを文章で訴えた。
上田会長は「例年より来場者は少なくなってしまったが、地域の子どもたちも来てくれ開催できて良かった。改めて、平和について考えてもらう機会になったら」と話していた。
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