スポンサーのステッカーを貼ったセイルを持つ杉さん
逗子市出身、在住のプロウインドサーファー杉匠真さんがこのほど、フリースタイル部門で国内の年間チャンピオンに輝いた。杉さんは現在高校３年の18歳で、史上最年少の快挙。「次は世界一に」と意気込みを新たにしている。
「海上のフィギュアスケート」とも言われるウインドサーフィン。なかでもフリースタイルは風や波の力を使って飛ぶ高さや、技の難易度でポイントが加算される。杉さんは昨年11月と12月に開かれた公式戦で好成績を残した。
コロナ禍により海外遠征や国内大会も中止になるなか、地元である逗子海岸を拠点に基礎練習を繰り返している。「大きな大会がなくなり、モチベーションを保つのが大変な時もある」と苦労を語るが、ＳＮＳなどで世界トップ選手たちの映像を見て刺激を受けている。高校卒業後はプロとして生活していくことを決めたという杉さん。先の見通せない状況が続くが、「世界一という目標に向かって、練習に励む」と力強く話した。
強風が吹いた１月７日には大ジャンプを決めた（提供）
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