新型コロナウイルスのワクチン接種が、両市町で5月10日からスタートする。4月の最終週には、神奈川県からファイザー社製ワクチン約500人分がそれぞれ供給されることが決定した。それぞれの対応をまとめた。
年齢順に発送
逗子市ではワクチン接種を5月10日(月)から、市民交流センターで人数を制限しながら行うと発表した。
今回の供給量が約500人分と限られているため、65歳以上(1957年4月1日以前生まれ)の高齢者のなかでも、特に年齢の高い人に向けて4月中旬に接種券を発送する。追加の供給があった際には順次、接種券も追加発送していくとし、「市内の65歳以上の方は約2万人おり、一斉に発送すると混乱を招いてしまう」と理解を求めている。
接種スケジュールや対象者など、市のワクチン接種についての相談先として、「逗子市コロナワクチン接種コールセンター」(【電話】0570・010・081)が今月18日、開設された。午前9時から午後6時まで、祝休日も受け付けている。
また、接種相談窓口も今月16日から市役所1階市民ホールに設置されている。時間は平日午前8時30分から午後5時までで、訪れた市民の相談を受けるという。
会場は福文
葉山町も同じく、4月の最終週に県から1箱、約500人分のファイザー製ワクチンが供給される。
5月10日からワクチン接種を町福祉文化会館(堀内)で開始する予定。接種券は4月中頃に、65歳以上の全町民へ配布するという。
町の広報4月1日号に最新情報を掲載するほか、接種券配布にあわせて、町として初めてとなる広報の号外を4月中旬から下旬にかけて配布する方向で準備が進められている。
また、同じタイミングでコールセンターも稼働する見通し。町ホームページでも、随時情報発信し、町民への周知徹底を図っていく考えだ。
住民票がある自治体で
接種できる地域は原則、住民票がある自治体となる。国が示した以下の項目に当てはまれば、他自治体でも接種可能とされている。【1】出産のために里帰りしている妊産婦【2】遠隔地へ下宿している学生(遠隔地の詳細は未定)【3】単身赴任者等【4】他自治体での入院・入所者【5】基礎疾患を持っており、他自治体にいる主治医のもとで接種を受ける場合【6】災害による被害を受け、他自治体に住んでいるもの【7】拘留または留置されているもの、受刑者。なお、【1】〜【3】の場合は、接種を希望する市町村への申請が必要となる見通し。申請方法については、各自治体で適宜広報を行う。接種は無料で、全額国費でまかなわれる。
ワクチンの有効性や安全性については厚生労働省新型コロナワクチンコールセンター【フリーダイヤル】0120・761770へ。
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