葉山町社会福祉協議会が毎年実施している「年末たすけあい運動」。集められた募金の一部は「年末たすけあい運動助成事業」として、「孤立防止」「支えあい」「介護予防」「福祉教育」など、地域福祉の向上に寄与する町内の団体の活動費に充てられる。
先月23日には、昨年度に助成を受けた団体が活動の成果や新たに見えてきた課題などを発表し、出席者とともに考える報告会が行われた。
「わかり・あ」は、すべての子どもたちに「自分らしく生きる」を叶えるためのエコロジカルデザインの礎づくり事業を行った。有識者を招いた発育サポーターの育成講座をオンラインでも実施。参加者からは「子どもや親である自分を理解するうえで勉強になる」といった感想が寄せられ、今後は他団体との連携を密にしたいとした。
「親なきあとの相談室葉山」は知的障害者保護者のワンストップ相談事業を行った。コロナ禍で対面での面談ができなくなるなか、チラシを作成し、ZOOMを活用して面談を実施したという。
「NPO法人葉山フレンドシップ」は、一色にある飲食店「心花」を拠点に、食と体の改善と居場所づくりに関する事業を展開。急増したテイクアウト需要に対し、近隣住民には1つからでも配達して、見守りや繋がり維持を行った。
「一般社団法人Telacoya921」は、町内で保育施設等を運営しており、「子育て支援をする人」を育てる講座を開催。保育の専門知識を学びながら、子どもたちの声に徹底的に耳を傾ける体験を提供し、今後は修了生の活躍の場を作りたいとした。
「atelier るふと」は障害の有無や年齢を問わず、個性豊かな作家たちが1点物の作品を制作・販売している。広報を課題に挙げ、参加者から様々なアドバイスが送られた。
「はやま食卓プロジェクト実行委員会」は、定期的に子ども食堂を開催した。町内の飲食店などと連携して多彩なメニューを提供したほか、料理教室や農業を学ぶ講座など、食と子どもを軸にした活動を行ったことを報告した。
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