逗子海岸海水浴場が今月16日、2年ぶりの「海開き」を迎えた。県内すべての海水浴場が閉鎖された異例の昨夏から1年。事業者はコロナ対策に全力を挙げるが、すでに「まん延防止」の発令が決まるなど、対応を迫られている。(7月19日起稿)
梅雨明けらしい快晴となった16日、安全祈願祭が開催された。例年、地元の小学生が海に飛び込む賑やかな式典は今年も取りやめになったが、当日は海の家事業者のほか、桐ケ谷覚逗子市長や地元選出の近藤大輔県議、早稲田夕季衆院議員、山本朋広衆院議員らが参加。今夏の海岸の安心安全を祈った。
逗子海岸営業協同組合の菊池千春代表理事は「ルールや条例規則は随時変わっていくと思うが、海岸組合としては即時対応していきたい。安全な逗子海岸のために各方面の御協力をいただきながら、この夏が笑顔で終われるよう一丸となって頑張っていく」とした。開設期間は9月5日(日)まで。
浜での飲酒禁止に
海開きと同日、神奈川県は対策本部会議を開き、7月22日から県内の全市町を「まん延防止等重点措置」の対象区域にすることを決めた。期間は8月22日(日)まで。
黒岩祐治知事は県内の新規感染者数がステージ4(爆発的感染拡大)に悪化したことを受け、「今年初めの緊急事態宣言時に匹敵するほど、感染拡大が続いている」と判断の理由を説明。
これに伴い、対象地域の飲食店などに対し、午後8時までの時短営業とともに酒類提供の終日停止を要請する。
アクリル板の設置や非接触型決済端末の整備といった感染症対策を講じてオープンを迎えた海の家。酒類提供は午前11時から午後7時で1組4人、1時間半までとするなど、「まん延防止」の対象区域水準の対応をルールとして定めていたが、県からの要請を受けて期間中の酒類提供はできなくなった。
また、市の「安全で快適な逗子海水浴場の確保に関する条例」に基づき、浜での飲酒は引き続き禁止となるため、8月22日まで海岸での飲酒はできない。市担当課は「広く周知徹底していきたい」としている。
葉山も同様
葉山町も逗子市と同様、海の家以外における浜での飲酒を禁止しているため、8月22日までの要請期間中、浜での飲酒はできなくなる。町内に3つある海水浴場の開設期間は8月31日(火)まで。
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