葉山町は、栃木県那須町と「災害時の相互応援に関する協定」を今月1日に締結した。
今年5月、「御用邸のある町」を縁に、友好都市協定を結んだ両町。式典では互いの政策を高めあい、防災や経済、教育などの分野で交流を図っていくことを確認した。
今回の協定は台風シーズンを控え、激甚化する風水災害に備えようと定めたもの。具体的な内容として▽被災者救護に関する物資や資機材の提供や生活必需品等の支援▽広域避難が必要となる場合の町民の受け入れ▽応援職員の派遣や公用車の提供、などを明記した。
両町は2012年、有志の葉山町議員が那須町を訪れたことをきっかけに、交流がスタートした。双方の議員が計5回にわたって情報交換を実施。昨年には山梨町長が那須町を訪問し、平山幸宏町長と面談するなど親交を深めていた。両議会への報告を経て、友好都市締結に至った。
今後は町内のスポーツ団体をはじめとした町民や子ども同士の交流も促進していく方針という。
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