逗子市は9月21日、池子神明社の神輿を市重要文化財に指定した。
神明社は源頼朝が創建したと伝えられ、明治時代に他の神社を合祀し、村社として現在地にまつられている。
神輿は180年前の天保12年に鎌倉大工の河内長左衛門武則によって作られた。当時、流行病で困っていた池子村民が、領主である鎌倉の英勝寺から拝領したという。正統的な大工棟梁によって作られているのが特徴。これまで複数回の修理を経ているものの、一部を除き当初の部材や形式を留めており、伝統的木造建築としての価値が評価された。池子神明社神輿保存会の相川芳文会長は「多くの人に歴史を知っていただけたら。後世に大切に受け継いでいきたい」とした。
2年連続で中止となったが、例年7月の例祭で地区内を渡御する。10月17日(日)の「お祭」では午後3時から4時まで、特別公開が行われる予定。
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