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逗子・葉山版 公開:2021年10月8日 エリアトップへ

町在住山口夫妻 「お米」が持つ魅力 世界へ 「三河みりん」とコラボ

社会

公開:2021年10月8日

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上山口の棚田で新作パッケージを持つ山口さん
上山口の棚田で新作パッケージを持つ山口さん

 葉山町上山口の棚田に魅了された夫婦が、その素晴らしさを多くの人に知ってもらおうと「葉山アイス」を作って3年。2人は「日本のお米と田園風景の素晴らしさを世界に発信したい」と新ブランドを立ち上げ、米を原材料にした食品メーカーとコラボを始めた。

 山口冴希さん=人物風土記で紹介=夫妻は2015年、葉山に移住。知人の紹介で、上山口の棚田で米作りに関わるようになった。棚田での作業は「人手は倍、収量は半分」とされ、全国で担い手が減少。しかし、四季とりどりの風景や受け継がれている先人たちの知恵、そこに住む生き物たちなど「収穫量だけでははかれない価値を多くの人に知ってほしい」と、限られた量でも多くの人が味わうことができるアイスに着目した。

 冴希さんは試行錯誤を重ね、2018年に「葉山アイス」を開発。収穫した米で作った甘酒を使い、ココナッツミルクと豆乳、そしてきび砂糖で甘さを出した。乳製品や卵を使わず、子どもから高齢者まで食べられるよう工夫。優しい味わいのアイスはたちまち評判になり、葉山ステーション等で販売しているほか、町ふるさと納税返礼品にも選ばれている。「棚田アイス」は熊本や岡山、長野、高知など全国に広がり、その土地で栽培された「棚田米」を使って製造・販売されている。販売価格のうち10円を棚田振興のために寄付しているのも特徴だ。

 そんな2人が新たなプロジェクトを開始した。「DEN+EN ICE CREAM」と題し、米関連の食品メーカー等とコラボしたアイスクリームを通じて、日本のお米と田園風景の素晴らしさを世界へ発信するというもの。第1弾として「三河みりん&カカオ」を開発。10月12日(火)までクラウドファンディングサイト「 Makuake」で先行販売している。10月2日時点で527人がサポートし、購入金額は360万円を超えた。冴希さんは「応援してくれる人がいて嬉しい。お米の可能性を伝えたい」と意気込んでいる。詳細は【URL】https://www.beatice.jp/

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